5G時代の懸念として、人工知能が発達してエンジニアの仕事がなくなるのではないかと心配されています。それでも、急激にエンジニアの仕事がなくなると考えている専門家は少なく、むしろ、忙しい分野とそうでない分野に分かれると考えられています。
特に仕事が急増すると考えられているのが、IoT分野です。そのため、5G時代を生き残るエンジニアとなるには、IoT関連の知識や技術を身につけておくことが大切になります。
その点でバランスよく知識を習得できるのが、IoTシステム検定試験です。こちらの試験は、基礎、中級、上級の3つのレベルに分かれた試験です。
基礎用語がわかる、IoT構築の基本技術を持っている、IoTシステムの高度な専門技術を習得しているなど、到達レベルが明確で、自分の現状のレベルを理解しやすく、勉強の目標も立てやすいのが特徴です。
5Gは通信技術なので、どのエンジニアもネットワークに関する知識や技術を頭において仕事を行うことが大事になります。
ネットワーク特有の技術や5Gを含む通信分野の動向を把握しておくのに役立つ資格が、略してNWと言われるネットワークスペシャリスト試験です。こちらは、ネットワークシステムを企画したり、要件定義を作り、設計や構築、運用や保守業務をするのに役立つ資格で、情報セキュリティも守備範囲となっていて、実践的な内容です。
合格率は15パーセント程度と難易度の高い試験ですが、新たな分野の案件獲得ができるなど、仕事の幅を広げることにつながるかもしれません。